Story【こだわり】

こだわりを持つ男性への贈りもの選びは、とかく悩むもの。

「何でも持っているあの方に珍しいものを・・・」「ハレの日に記憶に残るお祝いを・・・」「お世話になっている上司に一目置いてもらえるものを・・・」「礼儀を重んじるあの方に間違いのない贈りものを・・・」等々悩みは尽きない。
そんな時、相手の喜ぶ顔を想像できるのが、五感で楽しめるidé hommeの靴下ギフトである。

高級感溢れる桐箱idé hommeでは、贈り主の特別な気持ちが伝わるよう、中身だけでなくパッケージも本物にこだわった。きっかけは、当社が探していたカシミア糸を手配してくださった糸商社の社長の一言。

「こんな贅沢な靴下は桐箱にでも入れなあかん!」

そう言われて以来、世界に誇る日本のものづくりの素晴らしさを靴下だけでなくトータルで表現したいと思い、全国にある伝統工芸品の老舗工場を回った。

艶やかで美しい真田紐桐箱は、東京上野で明治元年より続く桐箱店に製作を依頼。
高級感溢れる箱が贈り手の真心を表し、重なり合う時のカタカタという音もどこか心地よい。

また、靴下を包む内紙には、福井県越前市にある和紙の町を訪れ、桐箱の品位を損なわない美しい和紙を選んだ。優しい色の柔らかな内紙が靴下を引き立てる。

さらに、石川県金沢市では、艶やかで美しい真田紐を数種類選び、季節や商品に合わせて桐箱に掛けることにした。

約430年前に創業の起源をもつ「日本香堂」の名刺香そして最後に私達は、記憶に残る贈りものには香りが必要であると考え、大胆にも約430年前に創業の起源をもつ「日本香堂」に協力を依頼。
お香の成分が繊維に影響を与えることがないか数か月間テストを重ね、念願叶ってブランドタグに下げた柘榴の香袋は、桐箱を開けた瞬間の場面を心に刻む。

日本の繊細で美しいパッケージは、しばしば世界を驚かす。また、大切な人の顔を思い浮かべながら、相手を敬い、気遣う気持ちは、贈りものに“品格”を生み出す。
美しさと品格を兼ね備える贈り物は、完璧を求めた格調高いものでなければならない。その事に気付かせてくださった、今は亡き社長の言葉に感謝する。